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新海誠×酒井伸和「あさかぜラジオin赤羽」

明治大学アニメ・声優研究会さん主催のイベント「あさかぜラジオin赤羽」に行ってきました。映画監督&作家の新海誠さんとmiroriプロデューサー酒井伸和の100分に渡る対談で、当初はもっとお堅いイベントなのかと思いきや酒井氏(nbkz氏)に引きずられる形で新海さんも終始ぶっちゃけトーク、拍手と爆笑が絶えない面白すぎるイベントでした。拍手しすぎで手が痛くなったほど。今までオフィシャルな場でしか見た事のない新海さんの比較的フランクな一面が垣間見れたのも良かったです。どちらかと言うと落ち着きのある新海さんが司会のような感じでしたが。

内容は、

  1. 秒速5センチメートルについて
  2. minoriの作品とその映像について
  3. 学生時代・会社員時代の話など

という3部構成。思い出せる範囲で要点を書き出してみます(※秒速5センチのネタバレあり)。

秒速5センチメートル

  • 秒速5センチが短編集なのは、「雲の向こう」が長編で大変だったので短編を作りたかった。短編を合わせて60分にすると映画と言うフォーマットに収まるかなと
  • 秒速5センチは60分だけど、カット数は90分の「雲の向こう」と同じくらい。
  • 「貴樹くんは大丈夫」と言われるが全然大丈夫に見えない、という件については「自分としては会社を辞めるのも、つき合っている人と別れるのもポジティブな事だと考えている」とのこと(制作者が意図を話すのは格好悪いので詳細は無しで)。
  • 自分としては変化球ではなく、直球のつもりで作った(素直に作ったらああなった)。
    • 「時かけ」のような作品を見たい人には時かけを見てもらうしかない。なるべく大勢の人に受け入れられる作品を、とは思うが全ての人の要求には応えられない
  • 秒速5センチのセルはアニメ塗りではなく、Photoshopで1枚1枚塗っている(相当手間はかかるけど1度やってみたかった、でももうやらない)。
  • 映像では省略せざるを得ない部分もあるので、できれば小説の方も合わせて読んでほしい
  • 「○ド戦記を買うお金があったら秒速を買って下さい」(会場爆笑)。

efのOP

  • キャラがものすごく小さいシーンを24コマのフルアニメにするのはアニメーターからするともったいないけど、やってみたら意外と評価された
  • 紙飛行機が飛んでいくシーンの背景はただでさえ高さ10,000pxあったのに酒井氏に「倍にしてくれ」と言われて苦労した
  • 紙飛行機にフレアが欲しいと言われたけど、紙飛行機は光らないよ!

新海氏の作品全般

  • Q:新海氏の作品には遠距離恋愛みたいなモチーフが頻繁に登場しますね?
    • A:実体験ではなく、単に憧れているのかもしれない
  • Q:秒速5センチで武蔵浦和が出てくるのは?
    • A:深い意味はないが、自分に馴染み深い土地を作品に登場させたい…というのはある
  • Q:どんな風景が好きですか?
    • A:田舎も東京も好きです。強いて言えば、駅で終電に取り残された女性が呆然としているような風景が好き
  • Q:今後の予定は?
    • A:長編も作ってみたいが、当面は小さな仕事をいくつか。あと背景画集が出る予定もあり。
  • 自分の作品を見て何かを感じてもらえれば。違和感でも良いので何か感じて欲しい

映像について

  • 16:9が好き(何か格好良く見える)
  • 90秒の間に見せ場が最低1つ、できれば3つぐらいあると最後まで見てもらえるかなと
  • 昔、X1では4096色中8色しか使えなかったので1600万色使える今は楽しい
  • 新しい映像を作る度に新しいソフトを投入している

第3部についてはブログに書くなという話だったので、nbkz氏が昔タイムカードを遠隔操作していたなどのエピソードは割愛させて頂きます。でも新海さん周辺って某F社つながりの人が多いんですね。


秒速5センチメートル 特別限定生産版 DVD-BOX
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