コンカッション(Concussion)

コンカッション (字幕版)

ナイジェリアからアメリカに夢を抱いてやってきたベネット・オマル(ウィル・スミス)は、検死官も務める真面目で誠実な医師。
2002年、彼はアメリカンフットボールNFLを引退した花形選手マイク・ウェブスター(デヴィッド・モース)の解剖に携わり、頭部への激しいタックルが原因である脳の病気を発見する。しかし、国民的スポーツにメスに入れたオマル医師の見解をNFLは全面否定し、絶大な権力で彼とその周りに圧力をかけていく。

実話に基づく映画。タイトルの「Concussion」は「脳震盪(しんとう)」の意味。アメリカンフットボール、という全米で最も人気のあるスポーツに対し戦いを挑んだ医師の物語です。巨大な権力(というか理不尽)と真実のみを武器に戦う姿に心を打たれます。しかし実話である程度決着がついた話とは言え、よく映画化できたな…という意味でも良い作品だと思います。