2017年の最高傑作にして、DC映画としてもダークナイト（2008年）以来の大ヒット作品（※個人の感想です）。
外界から隔離された女性だけの島で生まれ育った王女ダイアナ（ワンダーウーマン）が、島に迷い込んできたトレバー大尉と共に第一次世界大戦を止めるために奮闘する物語。
とにかく、スーパーヒロインとして圧倒的に格好良いです！！ 強さや勇気だけではなく、美しさや優しさも兼ね備えた人間として理想と言える存在、それをここまでクールに映像化した作品は滅多にないです。エンタメ的な爽快感もありながら「争いを続ける人間に救う価値はあるのか？」と問う作品でもあります。
舞台が現代ではなく第一次世界大戦という時代設定も良いです。敵は戦争そのものであり救うのは大勢の人の命、という戦う動機もすごく納得でき、今の時代にも通じる内容になっていると思います。
ワンダーウーマン自体は初出が1941年で、1938年のスーパーマン、1939年のバットマンと同じくらい歴史のあるヒロインですが、今回興行的にも大成功で本当に良かったなと。次回作にも大いに期待したいです。
