新海誠「小説・秒速5センチメートル」

今さら読みました。これを単体の小説として読むのは微妙に厳しいものがありますが、映画を補完する意味では読んでおいた方がベターです。例えば第2話で、花苗と貴樹が一緒に下校するのは週に1回あるかないかの(花苗にとっては)貴重なイベントだった…など、何気ないシーンに実はすごい重みがあった事が分かります。特に、映像では非常に圧縮されている第3話は文章で補完して初めて意味が分かったという感じがしました。

「秒速5センチ」、映画の方は今ならレンタルもしてるので、未見の方は年末年始にでもぜひご覧下さい。