BDが規格上は標準になったのにあまり普及しない理由としては、
- DVD→BDで利便性が向上しない
- DVDと普通のTV(20インチぐらい)の組み合わせは普通にキレイ
- フルHD対応のTVでないとBDの良さが分からない
- 当然フルHD対応TVは高い
- BDの良さが分かるソフトが少ない
- BDプレイヤーが高い
など。上2つが主な理由だと思いますが、BDのキラーコンテンツがほとんどないのも大きいです。AmazonでBDのレビューを眺めていると「これならDVDと画質が変わらない」というものがほとんど。BDで見たい映画はあってもレビューを見ると購入をためらってしまいます。ただツタヤが今夏までは全国でBDレンタルを開始するそうなので、そうなるとまた違ってくるかもしれません。
しかし「秒速5センチメートル」だけは本当に凄いです。TVが高いとかBDプレイヤーが高いとか、そういったデメリットを補って余りあるものがあります。百聞は一見に如かず…なのでいろいろ書いても仕方ないのですが、これを見ると多少はBDが欲しくなるのでは。今のところ「すごい!」と言えるものが秒速しかないのもどうかと思いますが。
で、実はフルHD対応のTVを買ってしまうと、DVDやアナログ放送の画質の荒さが逆に目立ってしまいBDと地デジ以外は視聴に耐えられなくなります。なのでアナログ放送が止まってTVを買わざるを得なくなるとBDの需要も出てくる可能性が。チューナーの方が普及するかもですが。
とか考えなくてもBDは時間が経てば普及する気もします。しかし昨日見たカリオストロの城(1080p)はとても綺麗で、なぜこれがBDで出ていないのか!と思ってしまいました。BDはハード的に敷居が高いとは言われますが、ソフト不足も普及しない原因の一つなのでは…。