「ロフト」

5人の男性が不倫現場として使っていた「ロフト（マンション最上階の部屋）」で女性の血まみれの遺体が発見される。5人はいずれも潔白を主張するが、部屋の鍵は5つしかなく複製は不可能…という本格ミステリ／サスペンス。

過去の回想が始まり徐々に真相は明らかになっていきますが、そもそも犯人がこの5人の中にいるのかどうかも怪しく最後まで真犯人（および動機）が読めません。見返してみると見事に伏線が張られていたことが分かるのですが！

冒頭から強烈なセンスの良さを感じましたが、そのまま引っ張られて約2時間があっという間です。「本国ベルギーで10人に1人が劇場で見た」と言われるのも頷けます。ミステリ／サスペンスで個人的に久々の大ヒットでした。