映画『スティーブ・ジョブズ1995 〜失われたインタビュー〜』

スティーブ・ジョブズ1995~失われたインタビュー~(字幕版)

ジョブズAppleに復帰する1年前、TVのドキュメンタリー番組用に撮影されたインタビュー70分。映像はVHSクオリティで、ジョブズが淡々とインタビューに答えているだけの作品ですが、ものすごい情報密度です。ビジネスや人生に対する驚くほど深い考察の連続で瞬きする暇がないほど。

13歳でHP社に電話をかけ周波数カウンタの部品をもらうばかりか仕事までくれたこと、AT&Tの電話システムをハックしてただで電話をかけられるシステムを開発したこと、そしてApple IやMacintoshの開発、ジョン・スカリーとの対立からNeXTのCEOとしての現在(当時)まで。エピソードとしては有名なものも多いですが、やはり本人が直に語っていると説得力が違います。ジョブズを動かし続けていたものが何だったのか、その一端が垣間見えます。

15分だけYouTubeで映像は日本語字幕付きで公開されており、全編書き起こした書籍も販売されていますが、やはり映画館で見ることをオススメします。とは言え全国で5箇所ぐらいでしか公開されていないのが難点ですが。

ジョブズは「誰でも一生のうちで1年間はプログラミングの勉強をすべきだ(意訳)」と言っていましたが、このインタビュー映像こそあらゆる人に見て頂きたい作品です。