1973年、フィリップは大道芸人として日銭を稼いでいた。
ある日、歯医者の待合室で見た雑誌記事が彼の運命を変える。
完成すれば世界最高層となる、ニューヨーク、ワールド・トレードセンター。
そのツインタワーの屋上の間にワイヤーを架けて歩く・・・。
フィリップは危険を承知で、この"夢"を実現させようと猛烈な勢いで走り始める。
そして1974年8月6日、フィリップは"共犯者"たちと一世一代のパフォーマンスに挑む。
これは実話を元にした映画です。
「地上411mのツインタワーの間にワイヤーを架けて綱渡りをする」…危険なだけではなく普通に犯罪な訳ですが、そこに何の意味があるのか、観る前は意味不明でも観終わった後はものすごく深い意義を感じられます。
クライマックスの綱渡りシーンは予告以上に圧巻ですが、そこへ至る過程、仲間を集めて計画を立て作戦を実行するまでの流れが非常にスリリングで面白く(バレたら終了なので)、全編通してサスペンスとして超一級の作品です。