2019年6月公開。
原作は五十嵐大介先生のコミック。
夏休み早々にハンドボール部での部活動を禁じられた女子中学生が、水族館の水槽の中で自由に泳ぎ回る少年に出会う。
まず映像が圧倒的過ぎてそれだけで見る価値ありです。クジラなど海の生き物の大群が動く様は本当に圧巻。
一方、内容としては「我々はどこからきてどこへ行くのか」「生命とは…」「宇宙とは…」のような深遠かつ哲学的なテーマを扱っており、何らかの結論があるわけでもないので非常に難解です。また原作5巻の内容を全て消化し切れていないため「女子中学生の一夏の出会い」のような小さな話と誤解される可能性もあります。
分かりやすいエンタメとは対極にある抽象的な内容で相当に人を選ぶと思いますが、凄い作品なのは間違いありません。