2018年公開。フランス・ベルギー映画。
原題は「英雄の帰還」。
1800年代初頭、フランス第一帝政の時代。
ヌヴィル大尉は婚約者に毎日手紙を書くと言い残し戦地に赴く。
しかし一向に手紙は届かず、ショックで病に倒れてしまった妹のために姉は偽の手紙を書き続ける。
…それから3年後、数々の伝説を残し英雄として死んだはずの大尉が浮浪者になって帰ってきた。
「嘘をごまかすために嘘を重ね続ける」と言う古典的テンプレコメディ。
大尉と婚約者の姉が共謀して街中の人間を騙し続けるも、矛盾がどんどん膨らんでしまってさあ大変…と言う非常にバカバカしいギャグ映画です。しかし映像は美しく、一見真面目な物語が展開されているように見えるので、話の中身とのギャップが大変楽しく笑えます。
恐らく誰が見ても楽しめる非常に分かりやすいコメディで、ポスターとは裏腹にシリアス要素はほぼありません。
時間も短く、単純に笑いたい人が気軽に観るにはお勧めです。