2020年公開。サスペンス/ホラー。
1897年のH・G・ウェルズの小説「透明人間」が原作で1933年にも映画化されていますが、本作は現代風に大きくアレンジされています。
天才科学者エイドリアンの束縛から逃げ出したセシリアは外出もできないほど怯えた生活を続けていたが、やがて彼が自殺したことを知る。しかし同時にセシリアの周囲には奇怪な現象が起こり始める。
主人公のセシリアが脱出に成功してからは平和そのものでおかしいのは彼女自身では…とか考えてしまいますが、話が動き出してからが面白いです。最後も一筋縄ではいかないだろうなと思ったら案の定の展開で、さすが「ソウ」「アップグレード」のリー・ワネル監督だなと唸らされました。
原作は古典でありながら色々な意味で現代に相応しい作品になっており、Rotten Tomatoes批評家支持率90%超えも納得。