最近少しづつ4K環境を持つ人が増えてきた気がするので、改めて4Kについての話とおすすめコンテンツについて書いておきます。
4Kとは
4Kのメリット (1)高解像度
4KTVは画素数が3840x2160ピクセルで、横が約4,000ピクセルなので「4K」と呼んでいます。
その前の世代のTVは「フルHD」と言って1920×1080ピクセル(2K)でした。つまり面積比は約4倍。
ちなみにBlu-rayディスクは1920×1080で、BSや地デジは1,440×1,080です。
4Kのメリット (2)高輝度・HDR
HDR = High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)。
これまでのTVは明るさの最高値が100(単位:nit(ニト))でしたが、4K対応TVではそれ以上の明るさが表現可能です。
機種にもよりますが輝度1,000nit以上あると個人的には嬉しいです。
暗い所と明るい所を同時に表現できるので、例えば「木漏れ日」や「洞窟の中の焚き火」などがより現実に近い表現になります。
4Kのメリット (3)広色域
以前の規格であるBT.709では自然界の色の再現率は74.4%です。
4KではBT.2020という規格を採用し、99.9%を再現できます。
ソースが2Kでも、同じ作品で通常のBDと4K対応のUHD BDを比較すると色数が全然違うことが分かると思います。
4K、実際どうなのか(※個人の感想です)
解像度だけで言うと、2K→4KはDVD(720x480)→Blu-rayほどのインパクトはないと思います。
そして「4K」と書いてあっても実際は2Kのアプコンであるケースが非常に多いです。
例えばBlu-ray.comでUHD BD*1を検索して「Resolution: Native 4K (2160p)」と書いてあればそのソフトはネイティブ4Kです。
ソースが2KでもHDRが効いていれば満足度は高いです。
ネイティブ4K+HDRであればこれまでの映像とは一線を画す次世代感、別次元感が感じられると思います。
ただし、そのようなコンテンツはまだまだ少ないのが現状と思います。
4K/HDR対応の個人的おすすめ作品
「宮古島 癒しのビーチ」(4K/HDR)
高画質を堪能するにはやはり自然風景ものが鉄板。
同じビコムという会社からは他にも自然、夜景など様々なUHD BDが出ています。
「レヴェナント:蘇えりし者」(4K/HDR)
自然光のみの撮影による映像美。これもリファレンスとしておすすめ。
[asin:B01GZKIX2K:detail]
tangerine.hateblo.jp
「君の名は。」「天気の子」(2K/HDR)
広色域を実感できる新海監督作品。
いずれもUHDとBDが同梱されているので比較すると別物なのが分かるはず。
[asin:B073T1DD5V:detail]
[asin:B0832PWKGZ:detail]
tangerine.hateblo.jp
*1:Ultra HD Blu-ray。4K対応Blu-ray Disc