「MINAMATA−ミナマタ−」

MINAMATA−ミナマタ−(字幕版)

2020年公開。
史実に基づく物語。

戦争写真家として沖縄や硫黄島も取材していたユージン・スミス水俣病の取材を依頼され1971年に再び来日。1974年までの3年間、熊本県水俣市で取材・撮影を行いました。72年には何者かに暴行を受け、脊椎を折られ片目失明の重傷を負い、それが遠因で亡くなったと言われています。彼が75年に出版した写真集『MINAMATA』(英語版)がこの映画の原作です。

タイトル通りの非常に重い作品で、予想以上にショックが大きくて言葉を失います。舞台は日本でキャストもほとんどが日本人、音楽も坂本龍一さんで、なぜ日本で作れなかったと言いたいところですが「主演:ジョニー・デップ」は邦画では難しいかも。

社長に買収されそうになる、作業小屋が放火されるなど多少の脚色はありますが、それを踏まえても日本人なら見ておきたい作品です。水俣病について全然知らなかったことを痛感させられると思います。