秋山はる『すずめすずなり』

「朝6時半からの朝食に出席すること」が入居条件の木造アパート。 そこで暮らす26歳のダメリーマンと、14歳の女子中学生眼鏡っ子を中心に描くハートフルコメディ。2人が不器用にすれ違う様はめぞん一刻を彷彿とさせます。 同僚にずっと片想い中・些細な事で一喜一憂する橋本と、その橋本を意識せずにはいられない多恵子。見ていて非常に微笑ましくなるのは、片想い中の格好悪くてみっともない部分をたくさん描いてるからこそ。実らない恋ばかりしてきた…など、不器用に生きている人ほど共感できる部分が多いと思います。 とにかくほのぼのと心温まる良作。メガネ属性の無い人にもオススメです。