見ていなかった人はこの機会に是非見てほしい。
当時、自分も「丁寧に作られた伝奇アクション」としてなんとなく見てましたが、MI9の面子が出てきたあたりでこれは大人による、大人のための能力者ものだ、と確信した名作です。
分かりやすい派手さを徹底的に廃した、しかしコミック的なエンターテイメント。
二十代後半にさしかかったオタクにはたまらん。
伝奇ヒーローものではなく、伝奇諜報ドラマとして見るとしっくりくるよ。
作画、背景美術、脚本、すべてのクオリティも最後まで恐ろしく高く、むしろはじめからブルーレイで出せと……と言いたくもあるのですが、あの頃はまだブルーレイは普及してなかったから……仕方……ないのだ……
そうだ、逆に考えよう。
やっと美しい画面でヘイさんの鍋さばきが見られるのだと……