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時かけの「影なし作画」は大きな賭けだった

手放しで大絶賛したい「時かけ」で唯一引っかかっていたのがキャラの「影なし作画」だったのですが、これは細田監督の意向だったらしい。

影を付けるとどうしてもアニメ感が出てしまうので、アニメと言うだけで一歩引いてしまう人にも抵抗が無いように…とのこと。それが成功してるかどうかは不明ですが、監督の中では「アニメ映画」と言うより「映画」を作っているという感覚があって、従来のアニメ映画を超える表現を模索していく中での一つの実験的手法だったと。

細田 コテコテのアニメ表現だって、いいものはたくさんあるわけですよ。でもジャンル化してしまうと、どうしても価値観がそのジャンルの中に狭められてしまうんだけど、表現としては常にそれを超えて行きたい。その具体的な方法の一つが、例えば今回で言えば影なしであったり役者さんの声優起用であったり、そういうことだったわけです。

もちろん、

細田 要は仕上げの段階に間違いが起こりにくい。影がないから
斎藤 それで予算内に収まったというのがあるんですよ、確かに。

という理由もあったみたいですが。

(時かけ限定版DVD付属のハンドブック MAKING OF TOKIKAKE#53〜57より)


時をかける少女 限定版
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