OPには強烈なインパクトがあったものの、本編は原作同様まったりと進行した第1話。こんなノリが2クール続くのかと思いきや、第2話では小ネタを大量に仕込んできました。
コンプ祭り開催中
放課後、本屋に寄ったこなたは表紙がはっきり確認できるようなアングルでコンプティーク(角川書店のオタク総合誌)を立ち読みし
「お、コンプ祭り!Quoカード全員サービス!全種揃えねば! …よし!バイトでもするか」
とこれ以上ないほど分かりやすいセリフを口にします。コンプ祭りとは期間中に対象の雑誌やコミックを買うとQuoカードが貰えるというキャンペーンですが、コンプ祭りのためならバイトしてでも金を稼ぐという読者の鑑のような発言。これは「金が無いならバイトしてでもうちの本を買いなさい」という角川様からのメッセージなのでしょうか。ちなみに、こなたはこの後の休み時間のシーンでも教室でコンプティークを読んでいます。
ぬいぐるみはケロロ軍曹
帰りに寄ったゲームセンターのUFOキャッチャー、入っているのはなぜかケロロ軍曹のぬいぐるみ。言うまでもなくケロロ軍曹の原作(コミック)は角川書店から絶賛発売中です。少年エースで連載中。
SHUFFLE!のぼり
かがみとつかさが本屋でバイトするこなたを想像するシーンで、なぜかSHUFFLE!ののぼりが。SHUFFLE!はNavel原作のエロゲですが、漫画版が前述のコンプティークで連載されていました(2003年11月~2006年12月号)。単行本も角川書店より全6巻発売中。 他にも第2話では角川ネタに限らず、ゲーセンで太鼓の達人が登場したり、アニメの声優がドラマCDの時と違うのを嘆いたり(自虐ネタ?)、赤い洗面器ネタ(三谷幸喜の十八番)を使ったりなど小ネタが満載で大いに笑わせてもらいました。このノリが続くなら原作より楽しめるかもしれません。
真の角川商法とは
ただ、これらはあまりに露骨すぎるので笑って済ませられますが、真の角川商法とは2クール24話のらき☆すたを12巻のDVDで売ることです。全部揃えるのに約1年、限定版を買うとすると合計で8万円を超えます。いくらアニメDVDとは言えこれはやりすぎではないでしょうか。同じ角川の「涼宮ハルヒ」も1クールなのに8巻に分割していましたし…。 そのうち劇中でこなたが
「アニメのDVDって1巻に2話しか入ってないからお金がかかるんだよねえ…。よし、バイトでもするか!」
というセリフをつぶやく日も近いかもしれません。