今日はイヤホンの話です。
iPodを買って最初に買ったのはSHUREのE3C（現SCL3-W、約2万円）です。で、1年後ぐらいに断線してE4C（現SCL4-W、約2万5千円）にしたのですが、やはり1年後ぐらいにコードが皮膜破損。SHUREは音の良さと遮音性の高さには定評がありますが、断線しやすさにも定評があるのが玉に傷。
保証期間内（2年）なら断線しても無償で交換してくれるのですが、無料とは言えいちいち発送するのも手間なので最近非常に評判の良い Ultimate EarsのTriple.fi 10 Pro を買ってみました。遂にiPod classicよりも高いイヤホンに手を出してしまったわけですが、値段が倍違うだけあってやはり桁が違う感じがします。
E3C→E4Cの時は多少変わったかなと思ったのですが、E4C→10 Proは誰が聞いても違いが分かるレベル。解像度が全然違います。全体的に艶っぽさと臨場感が大幅に増し、それぞれの音が非常にクリアに聞こえてきます。打ち込み系の曲でも違いはハッキリしていますが、その真価を発揮するのはピアノやギターなどの生の楽器音です。クラシックには特に強いのではないかと思います。本当にすぐそばで演奏しているかのような錯覚を受けるほど。
10 Proにしてからは今まで飽きたと思っていた曲さえも新鮮な驚きを持って聴く事ができます。アーティストが意図していたのはこういう音だったのかと。今まで2～3万のイヤホンで十分良い音で聞いていたつもりでしたが、まだまだ甘かったようです（もちろんこの上には11 Proというさらに上位機種がありますが、値段も桁違いらしい…）。
「高度に発達したイヤホンはヘッドホンと区別ができない」という言葉が思い浮かびましたが、音だけ聞くと少し高めのヘッドホンにも匹敵するほどです。外出用としては最適ではないかと思います。
どんな曲を聴いても新たな発見と感動がありますが、何よりこのイヤホンで聴く未来派先生の曲は筆舌に尽くしがたいものがありますねｗ
