小栗 左多里&トニー・ラズロ『ダーリンの頭ン中』

ダーリンは外国人』の名コンビが送るコミックエッセイ第三弾。 今作は夫・トニー氏の大得意分野である語学がテーマなので、トニー氏の魅力が余す所なく引き出されています(多分)。 例えば日本語は世界で最も難しいと思われがちですが、意外と他の言語より効率の良い面もあったり。トニーの視点で考えると、言葉の壁はそれほど厚くないのかなとも思えてきます。彼ほどの語学マニアなら、の話ですが。 サブタイトルが「英語と語学」なので一歩引いてしまうかもしれませんが、ノリは全く『ダーリンは外国人』と同じ。気楽に読めてほのぼの笑えます。語学トリビアに感心しつつ夫婦漫才を楽しめる漫画と言えるでしょう。 しかし、人気シリーズだけに書店さんは力入れてますよね…。 各地で大量に積まれてました。スゴイ。 (メディアファクトリー