1999年公開。第72回アカデミー賞「作品賞」他5部門受賞作。
アメリカ中流家庭の崩壊と現代アメリカ社会の闇をコメディタッチで描く。
20年前の作品なので今さら過ぎますが観ました。
一見何も問題の無い、幸せな家庭がどんどん崩壊していくというのが主な筋書き。父親は娘の友達に恋をしてしまったり、母親は別の男性と浮気してしまったり。ドラッグやLGBTなどの社会問題を織り交ぜつつもコミカルに描いているので楽しいドラマとして気楽に見れます。現実だとするとかなり救われない感じですが…。
冒頭で父親が1年経たないうちに死ぬと語り、その通りのオチで終わります。なので「1年後に死ぬおじさん」というタイトルでも問題ないかもしれません。
2時間全く飽きさせない構成で非常に楽しく観れますが、その裏にあるものを考えると深刻な物語です。