小島あきら『まほらば』

Q. 「まほらば」と「まぶらほ」と「マヴラヴ」と「ラブひな」と「ネギま!」の違いを教えてください。

A. 全然違う作品です。

まほらば 主人公が上京したアパートに可愛い女の子が沢山いて囲まれる話。

まぶらほ 主人公の遺伝子を狙う可愛い3人の女の子に囲まれる話。

マブラヴ 主人公の通う学校に可愛い女の子が沢山いて囲まれる話。

ラブひな 主人公が女子寮の管理人になって可愛い女の子に囲まれる話。

ネギま! 原作者の赤松某が声優の女の子に囲まれる話。

(某所コピペより。正確に言うと「ネギま!」は「作者が声優さんに囲まれて焼肉を食べに行く話」だと思う。)

それはさておき、アニメ化記念で敬遠していた「まほらば」を読んでみました。敬遠してたのは表紙の女の子があまりにも無表情なのと、ヒロインが多重人格って所に引っかかったからですが。 話的にはネギまラブひなのように「可愛い女の子に囲まれる話」ではなく「純情な主人公が顔だけは可愛い女の子に振り回され続ける話」だと思う。最初の方は「ガンガン編集部はこのネームを通すのか?」と思うぐらいコマ割りなどが微妙ですが、だんだんキャラが立って面白くなってきます。さほど期待してなかったにも関わらず、いつの間にか相当笑ってました。 笑顔で脅迫する女子高生、笑顔で折檻する学校の先生、宴会好きな女子大生、貧乏でネクラな母とそれを支える娘…などなど。これほど個性的な面々が揃っているならヒロインの多重人格設定は必要ないのでは?とも思いましたが。 基本はほのぼのまったりと、そして時には殺伐と。 読後はちょっと幸せになれるほのぼの萌え系コミックです。