売上げ累計7万本とPCゲームとしては大ヒットと言える「夜明け前より瑠璃色な」がアニメ化されて話題を呼んでいます。話題と言うのはハルヒ的な意味ではなくMUSASHI的な意味で、ですが。 第1話はそこそこ良かったものの第2話からところどころ作画が怪しくなり、そして第3話で一気に大ブレイク（人気と作画が）。この辺はMUSASHIを彷彿とさせます。第1話は単なる駄作かと思われていたものの、第2話～第3話でネタアニメとしての地位を確立した所が。 以下、軽くまとめてみました。
キャベツ？
ゴムボール、あるいはハロを連想されるとは思いますが、キャベツだそうです。レタスとか、月で栽培された謎の野菜という可能性も否定できませんが。某アニメ板で指摘されていた問題点を転載します。
一目見ればわかるキャベツシーンの問題点あえてまとめ
- キャベツなのに完全な球体、しかも表面がツルツルでせいぜいメロンにしか見えない。
- 包丁の握り方（というか手自体）がおかしい。
- 切り方がおかしい。左手で押さえもせず右手だけで、しかも不自然な腕の曲げ方で切る。
- 断面がおかしい。キャベツなのに芯がなく、何故か切り株のような同心円状の輪を描いている。どう頑張っても葉の層には見えない。
- まな板と包丁とキャベツの位置がおかしい(上に乗ってない)
- 切るのが遅すぎるうえに切り方が太すぎる。
- 常に同じところを切る包丁と、包丁をすり抜けて切断されるキャベツ。
- 切られたキャベツと半玉のキャベツの下端があってない。
- キャベツは葉が層になっているので一度切るだけで細分されるはずだが、切られたキャベツは何故か繋がっている。
- 切られたキャベツは何故か以降に切られたキャベツに押されるようにして移動&縮小されていく。イモ虫のようでキモい。
- 柄を手に残したまま吹っ飛ぶ包丁。しかし飛んでいる包丁の柄は普通。
- 垂直に落ちたのに地面に突き刺さる中華包丁。切っ先の刃がないのに何故？
- 皿に盛られたサラダ。千切りのキャベツはどこへ？
- パプリカと思われる赤と黄の物体。ピーマンに見えない。
- 1カット前にはあったチーズorクルトンと思われる四角い物体は消失。
- 盛り付けが簡素すぎ。
- カットごとに変わる皿に形。もうなにがなんだか。
- ワケのワカらない緑の物体を食らう一同。盛られたときはまだ葉野菜に見えていたのに…
夜明け前より瑠璃色な -Crescent Love- 15ｷｬﾍﾞﾂ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime/1161404967/126
どどんまい！（第2話）
メイドさん（ミア）が「なんでだろう～♪」で有名なテツandトモの持ちネタ「どどんまい！」を忠実に再現しています。Wikipediaではオマージュということになっていますが、明らかに顔の位置や大きさが不自然。あまりのインパクトの強さから、この顔を元にしたコラが大量に作られているようです。 ちなみに、原作のミアはこんな感じ。
八百屋のおじさん
これだけ見ると普通ですが、実は後ろにいる八百屋のおじさんはこの状態で約10秒間全く動いていません。置物扱いです。そもそも、このおじさんの存在自体が原作のテイストとはかけ離れたものですが、もはや原作と比べる意味すら無いのではと思えてきます。が、せめて口は閉じた方が良いのではないでしょうか。
デフォルメなのか手抜きなのか
第3話ではこのようにデフォルメ化されたキャラが頻繁に登場します。それ自体はアニメには良くある表現ですが、ちょっと回数が多すぎるような気も。加えて全体的に作画クオリティが低いと「コミカルな表現」なのか「手抜き」なのか判断が難しくなります。↑は良いとして、コレ（↓）は一体どう解釈すれば良いのでしょうか。
MUSASHIと比較して足りないもの
既にポストMUSASHIとも言われているこの作品。作画、演出ではかなりMUSASHIに近いと思いますが、あと足りないものがあるとすれば印象的な台詞でしょうか。例えば野菜を切っているシーンで「全く無駄のない動きだ！」とか「すげえ…あのフィーナ、包丁落としながらキャベツ刻んでる…」などの台詞があるとよりMUSASHIに近付けるかもしれません。
新呼称「キャベツ」
原作は公式な略称が無く「夜明けな」「明け瑠璃」「けよりな」などと呼ばれていましたが、アニメ版に関しては「キャベツ」で良いのではないでしょうか。そして今後も作画崩壊したアニメは「キャベツ」と呼ばれそうな予感。とにかく今後が楽しみなアニメなのは言うまでもありません、ムサシストとしては。
