最近「秒速5センチメートル」のBDを見るためにフルHD対応のプラズマテレビを買い(↓)、BDプレーヤーとしてPS3を買い、PS3に付属していたケーブルがアレだったのでHDMIケーブルを買いました。ちょっと高い買い物でしたが、実際に42インチのテレビを設置してみると自分の部屋が映画館になってしまいました。リアルで。こんなに快適な環境を手に入れたらますます引きこもってしまうのでは…とそれだけが心配ですw
BDとDVDの違い
DVDの映像は720×480pxですが、BDの映像は1920×1080pxです。つまりBDはDVDの6倍の情報量なのですが、図にするとこれだけ違います。
BDはスゴイと頭では分かっていたのですが、実際見てみると映像の凄さに圧倒されて言葉を失うほど。特に「秒速」のように恐ろしいほど細部まで描き込まれた作品ではその差は歴然です。例えて言うとDVDとBDは「YouTube」と「Stage6」ぐらい違います(後者は今はありませんが)。
「秒速5センチメートル」BD版の画面写真
以下、何点か例を挙げてみます。なお全ての画像は画面のごく一部で、画面全体ではありません。そして、実際の映像はもっと鮮明です。
本編が始まる前の諸注意。ここからして全然違います。
光が滲んでいる様がとても美しいです。
細かな雪がしんしんと降っています。1pxの雪や星が画面全体を埋め尽くしている様は非常に感動的です。
手紙からは紙の質感まで伝わってきます。
細い光の線が何本も見えます。
コンビニ。手前から奥まで商品がびっしり並んでいますが、これも画面のごく一部です。
静止画では分かりにくいですが、実はポストの右上辺りに大きさ1pxの小さな虫が飛び交っています。
ガラスに付いた小さな水滴もはっきり見えます。
遠くに見える小さなネオンの一つ一つも。レンズでぼけている様もとてもキレイ。
書類に書かれた細かい文字も全て読めるほど。
ケータイは液晶の一つ一つまで。写真では少し潰れてしまっているのが残念です…。
まとめ
「秒速」BD版では1シーン毎に「こんなに細かい所まで描いていたのか!」と驚かされます。しかもほとんど気づかないような所まで描かれているので見る度に新たな発見があります。その背景の精緻さは画集(↓)でも確認することはできますが、やはり光の表現など映像でしか分からない部分も多いので、できればBD版での視聴、およびBDを視聴できる環境を整えられることを激しくおすすめします。個人的には秒速のためにテレビを買い替える価値があると断言したいほど。