アニメ「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」の魅力を語る

はじめに

現在放送中の「DARKER THAN BLACK 流星の双子」がかなり面白いので、今さらながら1期のDARKER THAN BLACK -黒の契約者-を見てみたのですが、これが「かなり面白い」と思っていた2期を上回る面白さ。脚本・作画・音楽…など全てのレベルが高く、何から褒めて良いのか分からないぐらいスゴイ。シリアスな雰囲気が好きなら間違いなくハマると思います。

放送当時(2007年4月~9月)は比較的注目されてなかったように思うので、改めて紹介してみます。

DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」とは

一言でいうと「超能力スパイアクション」。「契約者」と呼ばれる超能力者と、彼らが引き起こす事件を追う警察、そしてその背後にある謎の組織…などを描いた本格サスペンスです。

完全2話完結・圧倒的な密度の濃さ

DTB1期は2クール25話(+未放送1話)ですが、ラスト4話を除いて全て2話完結というかなり珍しい構成。シリアスなドラマを描くのにアニメ1話では短すぎ、1クールだと途中でダレる可能性もありますが、2話だとものすごくテンポが良くサクサク見れてしまいます。話の密度が濃く、非常に謎めいた世界観で続きが気になるという理由もありますが。

そもそも「DVDは繰り返し見る人が買うものだから、繰り返し視聴に耐えられるようにしよう」という意図で制作されているらしく、1度見ただけで全てを理解するのは困難です(面白さは十分伝わりますが)。2~3回見て「このシーンにはこういう意味があったのか!」と分かるようになっており、文字通り何回見ても楽しめます。「TVアニメはどんなに面白くても1~2回見たら終わり」という自分の中の固定観念が覆された驚異的な作品です。

主人公・黒<ヘイ>が最高に格好良い

黒の契約者」のタイトル通り主人公の黒<ヘイ>。冷静な判断力で的確に任務をこなし、必要とあれば躊躇なく敵を殺しますが、人間らしい情を見せる事もあるダークヒーロー。また、黒<ヘイ>のワイヤーを使ったアクションや他の契約者との戦いはDTB最大の魅力です。1期ではひげも生えておらず(お酒も飲まず)見た目もカッコイイ。

普段は気弱な中国人留学生・李舜生(リ・シェンシュン)として街中に潜伏していますが、この「李くん」モード時も爽やか好青年でかなり好感が持てます。現実ではありえないほどたくさん食べる所もまた素敵。

霧原未咲(CV:水樹奈々)が可愛い

本作品萌えキャラ担当(監督談)の警視庁公安部外事四課課長・霧原未咲(きりはら みさき)。知的でクールで仕事のできる彼女は黒<ヘイ>(メシエコード:BK201)を追い続けていますが、面識のある「李くん」と同一人物である事にはなかなか気がつきません。李くんのことになると理性を失ってしまう所もまたカワイイ。一途すぎて2期では「BK201に操を捧げ続けるのか?」と言われてしまいますが。

また「できる上司」である彼女と「できない部下」とのやりとりもコミカルで楽しいです。

銀<イン>が可愛い



長門有希綾波レイなどと同類(?)の無口クールキャラ・銀<イン>。サポート役なので目立って活動する事はあまりないものの、なぜかその存在感は絶大。黒<ヘイ>と並んでトップクラスの人気キャラです。一切の自我を持たない「ドール」ですが、時折自分の意志や感情を見せる事があり、それが魅力になっているのかも。番外編の26話ではBLのドラマCDに興味を示したりもします…。

まとめ

というわけで、とにかく圧倒的に面白いですし何度見ても楽しめます。このクオリティのBD-BOXが3万円以下で買えるのは異常な安さです。大抵のお店にはあるのでとりあえずDVDレンタルしてみるのも良いですが、画質も良好で騙されたと思って買って頂いても絶対に損はしないと思います。

DTB2期や超電磁砲ももちろん相当面白いのですが、個人的に今年最も衝撃を受けたアニメはこの「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」でした。未見の方には激しくお勧めです。

tangerine.hateblo.jp
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関連

DARKER THAN BLACK -黒の契約者- - Wikipedia
DARKER THAN BLACK 黒の契約者(公式サイト)
DARKER THAN BLACK 流星の双子(公式サイト)