2017年(日本2018年5月)公開。
第90回アカデミー賞、衣裳デザイン賞受賞作品。
気難しい仕立て屋が若いウェイトレスと恋に落ち、厳格な規律に支配された日常が少しづつ狂い始める…。
主人公はドレスのデザイナーで、数々のドレスが登場しますがどれも非常に美しく、それだけで一見の価値がある名作です。アカデミー賞(衣裳デザイン賞)を受賞しているだけはあります。映像も音楽も極上です。
基本的にはラブストーリーなのですが、ジャンル的にはサイコホラーと言った方が近いかもしれません。次第に漂い出す不穏な空気から凡庸な結末を想像してしまいましたが、実際はその遥か斜め上を行くまさかの結末に唸らされると思います。愛の形も人それぞれ、と言った所でしょうか…。
映画好きな人にはオススメしたい、今年絶対に外せない作品の一つです。