TVアニメ「AIR」DVD vol.6

AIR 6 初回限定版 [DVD]

(※ネタバレ注意!)

わたしは空に届けます。 あなたと暮らした、幸せな日々の記憶を。

あなたには、あなたの幸せを。 その翼に、宿しますように。

第11話「うみ -sea-」と最終話「そら -air-」を収録。もう何も言うことはない。 改めて見ると、細かい所にツッコミを入れるのが野暮に思えるほど。 コメンタリーは監督の石原さんと総作監の荒谷さん。ファンならぜひ聞いておくべき。荒谷さんが「鳥萌えー」とか「敬介うざい」などの思いを語っていますw。キャラの線を潰さないために拡大作画(二倍の大きさで書いて撮影時に縮小)なんてこともしてたらしい。

何度でも書きますが、アニメ版AIRはキャラの動きが丁寧なのはもちろん背景も超絶美麗。いくつもの段階を経て暮れて行く夕景、実写と合成された波の動き、夏の雲と夏の終わりを告げる雲…。これらを見ているだけでもあまりの美しさにため息が出るほど。印象的なシーンと言えば第11話の「ママー!!」もそうだけど、最終話の少年少女のシーンは全12話の中でも屈指の出来だと思う。波の音、夏の終わりを告げるヒグラシの鳴き声、そして2人が砂浜を踏みしめる音。ここから2人が無限の終わりを目指して歩き始めると思うともう…・゚・(ノД`)・゚・。

DVD1巻が出た時は半年後まで気持ちが続くだろうかと心配していましたが、今思うと全くの杞憂だったなと。おそらくこれから何年経っても「AIR」という作品は心に残り続けるのでしょう。アニメも原作も。これほど衝撃を受けた作品は映画でも小説でも滅多にないと思います。特に京アニさんには何度GJと言っても足りないぐらい。お米券を10枚ほど送りたい気分だ。 レンタルはされないと思うので、興味のある人は1巻だけでも買ってほしい。絶対損はしない(と思う)し、アニメに対する見方が変わるはず。改めて断言しておきたい、AIRアニメ史上最高傑作だと。