『萌える英単語~もえたん~』

 

いちいち解説する必要もないと思うので、詳しく知りたい人は公式サイトでも見て下さい。中身はこんな感じ(サンプル)。ちなみにナビ役の虹原いんく(17)の苗字はにじげん(二次元)とも読めます。 基本は「単語+例文」で、各章の間に萌えストーリーが挿入されている。何の脈絡もなくスク水とか出てくるけど、まあよくあることだ。萌えたい人には思う存分萌えて頂ける1冊ですが、どちらかと言うと萌え要素よりも例文が面白い。例えば

★彼のお父さんは「賛成の反対!」を口癖としている
☆His father's favorite phrase is "I agree with the opposite state!"

と、明らかに「それは○○だろ!!」とツッコミたくなる例文が満載。もちろん(か?)、ほとんどはアニメ、マンガ、ゲームからの引用だ。元ネタが分かれば分かるほど笑える。ドラえもんとかジブリなど超有名作品からの引用も多数あるので、一般人(非アキバ系な人)でも十分に楽しめるはず。一応はマジメな英単語解説の形式をとっているので、淡々と書かれた例文の内容とのギャップを楽しむ。そういう本です。萌え要素がなかったとしても、これまでありそうでなかった本ではないだろうか。 以下、個人的にツボにハマった例文を列挙してみます(英文略)。

★社長自らがテレビコマーシャルに出演し、仰天ビックリの衝撃価格を提示する (ジャパネット○○○)
★「お配りしたモデムは、あくまでお貸ししたものです」という内容の手紙が届いた (Yah○○! BB)
★研究所にいた人々はウイルスに冒され、身体が痒くてたまらなくなった (○イオハザード)
★空の段ボール箱を頭にかぶり、暗闇でも戦えるように訓練した (メタ○ギアソリッド)
★自分の助手が殺人犯だとは、思いもよらなかった (ポートピ○連続殺人事件)
★人がゴミのように落ちて行くのを見て、彼は爽快な気分になった (ムスカ@ラ○ュタ)
★メジャー作品に携わってはいるが、この監督はロリコンなんじゃないかと思う (宮○駿)
★秘密道具の間違った使い方によって、その少女はしばしば自宅のお風呂で恥ずかしい目にあう (し○かちゃん)
★彼は、お前のものも俺のもの、と主張する (ジャイ(ry)
★そのモンスターはものすごい勢いでピカピカと光り輝き、テレビの前のちびっ子たちはバッタバッタと倒れて行った (ポケ○ンフラッシュ)
★素人にはお勧めできない ★吉野家では最近、ネギを増やす旨の注文が多い
★玄人は牛丼を注文する時、おつゆが増量されているより、ネギが増量されている方を好む (○野家コピペ)
股間に装備された中華キャノンが、オレの最終兵器だ (先○者)
★社会問題を調査していると、なぜかいつも宇宙人の仕業と言う結果が出てしまう
★これは…かつて高度に発達し…何らかの理由で失われてしまった文明からの警告なんだよ!! (MMR:マガジンミステリー調査班)
★その会社のサポートセンターは客の扱いがひどかったので、インターネット上で大変話題になった (東芝クレーマー事件)
巨大掲示板の管理人が、年じゅう訴訟を起こされている (ひろ(ry)
★以前の救世主は、設計者の言うことに素直に従った (マトリックスリ○ーデッド)

何か意外と元ネタが分かってしまう自分がイヤだ…_| ̄|○