シリーズ累計40万部、おなじみ「もえたん」の第3弾。 前作「moetan II」は大学受験でも使える参考書を目指した結果、ボリュームの割にネタとしてはイマイチでしたが、今回はまずはじめにネタありきで、英語の参考書としての実用性をほぼ放棄していますw だが、それがいい。 今回は文章よりも英会話がメイン。例えば、
そのキレイな顔をフっ飛ばしてやる!!
I'm going to blow away that pretty face of yours!!
(世界一腕の立つ殺し屋)
とか、
この戦争が終わったら結婚するんだ。
I'm getting married once the war is over.
(ありがちな死亡フラグ)
など、日常で良く使う表現が満載です。 各所で言われているように某掲示板ネタはかなり多め、加えてエロゲやアニメなど普通の人は知らないネタばかり。初代もえたんのように一般の方でも分かるネタはほとんどありませんが、自分がオタクだという自覚のある人にとってはかなり楽しめる1冊。 いつもの「ストーリー」+「例文集」に加え、ビルとサムの東京巡りやツンデレ英会話などの新コーナーもかなり面白い。
べ、別に連れてけって言ってるわけじゃないんだからね。
Well, it's not like I'm telling you to take me!たまたま用事があるだけなんだから。
It's just that I have something to do there.あんたのお母さんにも頼まれたんだから! Y
our mother also asked me!
覚えておくと便利でしょう(多分)。 他に恋愛で使える英会話も収録しています。
やらないか。(©ヤマジュン)
How about it?布団を敷こう、な?(熊先生)
Let's prepare a bed,shall we?頭がフットーしそうだよぉ。(すぎ恵美子「げっちゅー!」)
My head feels like it's boiling.すごく…大きいです…。(©ヤマジュン)
It's...huge.
この辺、最初から英単語集として真面目に作る気がないのがにじみ出ていてとても素敵です。やはり「もえたん」はこうでないとw まあ、英語の参考書としてはあまり期待されてないと思うのでこういう路線で良いのではないかと。かなり笑わせてもらいましたし。「ネタ」+「POP氏のフルカラーイラスト集」としては妥当な値段だと思います。英語を真面目に勉強したい人は真面目な本を買って頂くということで。 しかし唯一、「ぐぐれ。」を英語で言うと
だというのは驚きでした。ネタだと思って買ったら意外と使える表現が入っている…かもしれません。