ドキュメンタリー映画「ディープ・ブルー」（2003）

英BBC制作の海を舞台にした壮大なドキュメント映画。

どこに行ってもレンタル中だったので思わず買ってしまいましたが、とにかく凄い。どうやって撮ったのか分からないほど凄い映像が90分間に凝縮されています。これほど貴重な映像の数々は、NHKでも滅多にお目にかかれるものではありません。

広大な海で、撮りたい生き物に会うのはほぼ不可能。メイキングによれば撮影の９割は「待つこと、探し続けること」に費やされたらしい。たった５分の映像を撮るのに200日間待ち続けたなど、普通なら考えられないぐらいの時間と手間が掛けられているそうです。確かに、こんな映像は１年や２年で撮れるものではないでしょうね…。

海は陸よりも圧倒的に広く、陸よりも多種多様な生物が住む所、ということを改めて思い出させてくれます。それらの生き物一つ一つが美しく、また全体としても一つの調和を奏でている。海は動き続ける一つの芸術作品なのだ…ということを強く感じさせられました。ある意味、海は宇宙より広いのかもしれない。

限りなくどこまでも深い海。百聞は一見にしかずと言いますが、この作品はまさにそう。静止画では何の意味もないので、ぜひ動く映像として体験して頂きたい作品です。美しい映像が見たい人や動物好きは必見。

…そして何よりコウテイペンギンたんに萌え。何という可愛さだ。(´Д｀*)

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