林みかせ『青色図書館』

私設図書館のナゾの館長と新人バイト「ヒナ」の物語。 一言で言うとメガネ男子萌え。本おたくの柄シャツメガネ男子、という設定は作者の妄想の結晶のような気もする。 まあお約束な展開ではありますが、「本」というか文学を扱う作品だけあって言葉の持つ力を再認識させられます。まるで作品全体が詩の固まりのようです。良質な少女漫画がそうであるように。 ふと景色が綺麗に見えたときは時間が止まったように感じられるもの。そんな瞬間がこの作品にはたくさん詰まってるように思います。詩的な雰囲気が好きな人におすすめ。 で、最近お気に入りの少女漫画を見つけても大抵1~2巻で終わってしまう件について。見る目ないんだろうか。_| ̄|○