先日、話題の秋葉原UDXに行ってきました。
どう見てもそこだけ渋谷か六本木か?ってくらい別空間で、とてもアキバとは思えないほど近代的でオサレな建物でした。どれくらい近代的かと言うと、それはもうエレベーターが上行きなのか下行きなのか分からないくらい。 それはともかく、これまでアキバに不足していた食べるところ&喫茶店がUDX内のレストラン街(アキバ・イチ| AKIBA_ICHI)によって充実したのは何よりも嬉しい。1~3階にあるのでヨドバシの8階よりアクセス性も格段に良いし。
喫茶店については「メイド喫茶があるじゃないか」と言われそうですが、どこも1時間以上待ちなので喫茶店としては機能してないと思うのです…。食べるところもこれまでは松屋とかファミレスぐらいしかなかったので、お店がたくさん増えて嬉しい限り(♪)。今後はここを拠点にしてアキバ巡りができそう。
アキバは電気街から萌えの街に進化(?)を遂げ、さらにヨドバシやUDXができたことでオタクではない人も気楽に立ち寄れる普通の街に変貌していく…ような気がしてたのですが、実際行ってみると街全体が変わっていくというより、単に普通の街っぽい雰囲気がヨドバシ-UDX間に生まれただけな印象を受けました。
メインストリートである中央通りとUDXの間にはなぜか深い溝がある。そして一度中央通りに足を踏み入れるとヨドバシまで行くのはかなり億劫になってしまう。これも単に線路の向こう側だから、って以上に心理的には距離が開いてしまう気がする。 それは中央通り(≒アキバ)が電気街として活気に溢れていることに加え、路上にはメイドさんやレイヤーさんが当然のように歩き、所々でストリートライブとそれを囲む大勢のカメラマン…という冷静に考えたら異様な光景が当然のように広がっているからでしょうか。この何でもありな所がアキバの原動力でもあると思うのですが、中央通りから一歩でも離れると、特に最近できたキレイな建物の周りでは何かそういう事は許されない気がします。それでUDXやヨドバシ近辺は「アキバであって、アキバでない」感じがするのかも。
アキバがこれからどこに行こうとしてるのかは良く分かりませんが、「アキバはなぜ電気街から萌えの街になったのか」に関しては森川 嘉一郎『趣都の誕生』という本に詳しく書かれてますので、興味のある人はぜひ。
UDXの4階には東京アニメセンターという施設がありますが、これはオタクを釣るには弱いと思います。本気でオタクを呼び込みたいならとらのあなやアニメイトを誘致、あるいは都産貿に代わる(同人)イベントスペースが欲しいところです。そういう趣旨の建物ではないかもしれないが。 5階~22階はオフィスだそうですが、これは全部埋まるんでしょうか。むしろそれが一番心配だったりします。そして今気づいたのは5階にあるスタバが土日祝日休みな件。何かシャッター閉まっててどうしても上に行けないと思ってたらそういうことか…。il||li _| ̄|○ il||li