「くまみこ」アニメ版9話と11〜12話はなぜかアニメオリジナル回でしたが、特に12話でのよしおのセリフは原作者の吉元ますめ先生も
よしおのあの発言は、酷いなあ
と思っています
と苦言を呈するものとなってしまいました(現在ブログ記事は削除済)。
アニメ版くまみこ12話、よしお問題のセリフ
「熊出村の昔話、ひー子も知ってるよな。娘を生贄として差し出していたって話さ。
それってさ。現代に置き換えたら「巫術を持った娘巫女」の事だと思わないか?
あいつには酷だけど、まちに村の代表として皆のために頑張って欲しいんだよ」
原作(コミック版)のよしお
(例)
- ヴィレバンから逃走してきたまちに対し「まちにはいきなり難しすぎた」とむしろナツを責める
- まちに無理矢理スーパーで試食のバイトをさせるが、死にそうなまちを見てフォローする
…と、よしおが村おこしのため暴走することは度々ですが「意図的にまちを酷い目に遭わせる」キャラではないことが伺えます。
都会に行かない決意をするまち
コミック版では「石を投げられる夢を見た(※根拠は無い)」ので都会の高校に行かないと決意するまちですが、アニメ版では「仙台に行ったことがトラウマになって」都会に行かないと決意する構成になっています。オリジナルよしおを挟むことで、原作と同じシーンが全然違う意味になってしまっています。
まちはコミック版では後に「やっぱり都会に行きたい」と言い出します。
ほのぼのギャグのはずが…
そもそも「くまみこ」はほのぼのギャグ漫画で、田舎コンプレックスについて真剣に考える漫画ではないと思うのですが…。せめて最後にまちが「やっぱり都会に行きたい」と意思表示をすれば少しは印象が変わったのでは。