デトロイト(Detroit)

デトロイト(字幕版)

今から50年前、1967年7月のデトロイト暴動、特にアルジェ・モーテル事件を描く。

一部の人の証言に基づく映画、とは言えほぼほぼ事実だと考えると言葉を失うほどの凄惨な事件。白人警官が無実の黒人を平然と射殺したり、限りなく拷問に近い尋問をしたり、若い女性を売春婦と決めつけて衣服を剥ぎ取る…など、現実に起きたとは信じ難いシーンの連続で、本当に何と言って良いか分からなくなります。

決して楽しい作品ではありませんが(むしろ気分が悪くなる作品ですが)、50年後の今改めて映画化された意味も含めて直視しておきたい現実ではあります。時間も長いので色々と余裕のある時の鑑賞をお勧めします。