TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」第1話が凄い理由

以下、某アニメ板の涼宮ハルヒスレより。

劇中自主制作映画の再現にこだわる京アニ

  • 光源ミスの再現
  • 集光ミスの再現
  • 露光表現の再現
  • 左上から右下にパン移動する場合、ブレの再現
  • 音が突然切れる
  • カメラを横切る形で対象物を写す時、対象物がカメラに近づくとより激しくカメラを回転しなくてはいけない為にカメラがブレてしまう物の再現
  • ピンボケの再現
  • 安直なエフェクトの採用の再現(自主制作映画によくある現象)
  • 安いマイクを使っているので、周辺の環境ノイズを拾ってしまう現象の再現
  • 木の下での撮影の時、日向と日陰のコントラストが激しい為、影の部分が異様に黒くなってしまう現象の再現
  • 関係の無い一般人がフレームの中に入る事の再現(自主制作映画によくある現象)
  • 無理矢理合成したエフェクトは、手動でエフェクトを合成しているのでブレることの再現(自主制作映画によくある現象)
  • ブレを少なくする為にカメラを固定すると、登場人物がしゃがんだ時やフレームアウトした時に直ぐに視点移動に対応出来ない問題の再現
  • フィルム代が高いので明らかにスタッフが出演してしまっている場面や演技ミスの場面もそのまま撮り続ける(自主制作映画によくある現象)
  • パンアップして固定する時、視点が上にわずかに移動して、今度は反動で下に移動し固定されることの再現
  • 登場人物が登場する時、強引に割り込むと不自然なのでわざと視点をずらして再び戻すと登場人物が出てくると言うことの再現(自主制作映画によくある現象)
  • 凄く変な音楽が突然入ることの再現(自主制作映画によくある現象)
  • 音楽を作るのは意外に大変な作業なので、同じ音楽を使い回すことの再現(自主制作映画によくある現象)
  • ストーリーに矛盾や不自然な点が多い(自主制作映画によくある現象)
  • マイクの位置が偏っているせいで音の出力もセンターから外れて偏っていることの再現
  • 長いセリフを言う時は、脚本が書いてある紙がカメラの下にあるので、登場人物が時々カメラの下辺りを見ると言う不自然な現象の再現(自主制作映画によくある現象)
  • フレームアウトしたはずの人物の服やアクセサリーの一部がフレームアウトしていない。本人も気付いていないことの再現(自主制作映画によくある現象)
  • 固定したままズームすると、大抵センターがズレているので見切れることの再現

あくまで原作に忠実な素人っぽい公式サイトを作ったかと思ったら、まさか第1話をまるまる使って劇中劇ハルヒに作らされた酷すぎる自主制作映画)をやるとは思わなかった。しかも細部にまでクオリティの低さにこだわるという徹底ぶりwww さすがに原作未読の人は付いていけるのか不安になりましたし、案の定各地で賛否両論のようです。でも概ね好意的に受け入れられている気がします。話題性作りという意味ではこれ以上のインパクトはないでしょうし。もちろん普通ならDVDの特典にでも収録する内容ですが、それをあえて第1話にもってきたのは評価したいと思う。ネタかと思わせておいて伏線の固まりですからね。原作未読で第1話に不満を持った人が後で「そういう意味だったのか!」と驚いてもらえればこの作戦も成功かなと思います。 もちろん原作既読でも納得できない人はいると思いますが、次回からは普通に楽しめるはず。しかしまた新たな伝説が生まれたというか、京アニって本当にスゴイと思いました。いろんな意味で。そして今もOPの「♪そーらーのかーなたーへーっ!!!」が頭から離れません。どうしよう。

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涼宮ハルヒの憂鬱 オフィシャルサイト