TVアニメ「MUSASHI -GUN道-」の魅力を語る

今期、最も注目度の高いアニメは涼宮ハルヒの憂鬱だと思っていた。

しかし、先月GyaOで無料配信されてから徐々に注目を集めているのがMUSASHI -GUN道-。あのルパン三世でおなじみのモンキーパンチ氏が構想に12年を費やしたという作品です。既に一部ではものすごい盛り上がりを見せていますが、改めてこの作品の素晴らしさを伝えておきたい。

背景が超絶美麗

まず、背景があり得ないほどキレイ。 

とてもアニメには見えない、と言うか写真にしか見えない。

まれに背景に継ぎはぎが見られたりとか、戦国時代~江戸時代ぐらいの設定なのにどう見ても現代の建物が映っていたりするのはご愛嬌ということで。

(城下町?)

同人ゲームのひぐらしでさえ背景の写真にはフィルタをかけているのですから、これはキャラを浮かび上がらせるための新感覚アニメ手法なのだろう…と解釈しておきます。背景を描くどころか、フィルタをかける予算も時間も精神的余裕もなかったのではないか、と思うかもしれませんが、しゃべり過ぎは命に関わるぞ

作画が安定している

TVアニメでは「第○話はダメだった」とか「今週は作画が崩壊していた」と言われることがよくありますが、この「MUSASHI -GUN道-」についてそういった心配はほとんどありません。むしろこれ以上良くなったらどうしようと心配されるほどです。それはこれ以上崩壊しようがないからだとか、万一作画が良くなったらネタアニメとしての地位が危うくなるからだ、と思うかもしれませんが、しゃべり過ぎは命に関わるぞ

アンチがいない

同じ理由で、この作品が嫌いだと言う人はほとんどいません。あの涼宮ハルヒでさえトリッキーな構成に付いていけない人が少なからずいるにも関わらず、です。それは全編ツッコミ所満載すぎて叩くに叩けない、て言うかネタとして楽しむしかないからだ、と思うかもしれませんが、しゃべり過ぎは命に関わるぞ

親切な構成

アニメ版「涼宮ハルヒ」は時系列をバラバラにして放送する、という何とも視聴者に不親切な構成になっています。その点「MUSASHI -GUN道-」は冒頭の前話ダイジェストがやたら長かったり、第6話にして総集編を入れるなど徹底した分かりやすさを追求しています。途中から見ても安心です(多分)。と言うか30分(正味20分)を埋めるのに必死なんじゃね? と思うかもしれませんが、しゃべり過ぎは(ry

「うおっ まぶしっ」

第2話で主人公(ムサシ)が戦闘中に発するセリフ。 ただ、画面ではどこがどう眩しいのか良く分からず、深い余韻を残す印象的なセリフになっています。このMUSASHIという作品を象徴する言葉と言えるでしょう。ただ、それって演出ミスじゃね? とか、現場が相当混乱してるんじゃね? とか思わないように。しゃ(ry

公式サイトが存在しない

驚く事にこのアニメには公式サイトというものがありません。なので未だに設定や世界観に不明瞭な点が多々ありますが、これから徐々に解明されていくのでしょう。ある程度謎を残す事でネット上の話題を呼ぶ、という手法は「ひぐらし」や「涼宮ハルヒ」で確立されているので問題はないはずです。…多分。

TBS BS-i でハイビジョン放送

TBSのBS-iといえば、GAINAXまほろまてぃっく京都アニメーションAIRなどクオリティの高いアニメを放送してきた局です。その枠で放送されているのですから話題にならないはずがない。確かに話題になってるけどDVDの売上に繋がらなくね? とか思う人はおんみょう弾をくらえ~。ちなみに2クール全26話です。

とにかくスゴイ

他にもSEが合ってないとか馬が平行移動するなど、一つの記事ではとても語り尽くせない内容を持った作品です。詳細はぜひMUSASHI -GUN道- まとめサイトをご覧下さい。こんな記事書いたらいつおんみょう弾で撃たれるか分かりませんが、 「だって、面白いですから。笑うしかない。」(音楽担当の方のコメント)

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