おたくを紹介 in ヴェネチア

ヴェネチアで2か月間に渡りオタクについての展示が行われる、という話をご存知だろうか。知らなかった方が良かったかもしれないが。展示と言っても、海洋堂とかコミケ準備会も参加してるし、ポスターデザインはよつばスタジオだし…で結構豪華なイベントだと思う。(公式サイト) まあ、普通の反応としては「何だこの痛い展示は!」とか「また日本の恥さらしか!」などだろうが、ちょっと待ってほしい。コレを企画した森川嘉一郎という人は『趣都の誕生』という非常に面白い本を書いてるので良かったらご一読を。おそらく読後はこのイベントへの印象が変わるはず。…いや、やっぱり痛いと言われたらそれまでだが。 今はまだオタクとか、マンガ・アニメ・ゲームなどへのイメージは良いとは言えない。ちょうど一昔前まで「パソコンが趣味です(えへ♪)」と言っただけで迫害されたように。同じように、そのうちオタク的な趣味も文化の一つとして認められ、もう少し一般的なものとして認知されるのではないか…と思いませんか、そうですか。 このサイトのおたくの美意識って所を見てほしいんだけど、まず「わび」「さび」は明らかに違うだろ、と。で「萌え」はまあ良いとして「やおい」を紹介するなと。どうせならやおいの対義語である「百合」を紹介うわなにをするやめr きっと展示してもらえないだろうが、ヴェネチアの人に『ARIA』を見せたら何と言うだろう。少なくともマンガには、国境を越えて伝わるものがある…と思う。 で、何が言いたいかと言うと、人をオタクと言ってゴミのような扱いをするのはやめて頂きたい。説得力0なのが悲しいが。